神奈川県合気道連盟は、長期間中断されていた地域合同練習会を再開することを決定しました。今年の合同練習会は、11月30日(土)に関内の横浜武道館で開催され、中学校必修武道コースに関する最近の変更点を紹介するとともに、カリキュラムに合気道が正式に組み込まれたことを共有する場となりました。
この練習会には、指導者派遣などの要請に対応するため、県内の道場代表や指導者が招かれました。午後のプログラムは2部構成で行われました。第1部では、神奈川県合気道連盟事務局長の山本洋先生が、中学校必修武道に関する規則の改定内容や、教育現場で求められる指導者像について1時間にわたって講演を行いました。講演後には質疑応答が行われ、参加者の疑問を解消しました。
第2部では教育ワークショップが行われ、学校での合気道授業における具体的なカリキュラムと指導方法が紹介されました。講師を務めたのは、合気道功徳会の中野秀一師範と合気拳心クラブの高橋諒師範です。両師範は、初心者の視点を意識し、袴を着用せず基本技を披露しました。これにより、参加者が自身の指導方法を見直す機会を得ることができました。
このアプローチは新鮮で楽しいものでしたが、参加者の多くは6段や7段の資格を持つベテラン指導者であり、長年の経験がある中で初心に立ち返ることの意義を再確認する場にもなりました。練習会の最後には、連盟内の深い友情を改めて感じることができ、参加者全員が刺激を受け、リフレッシュした様子で一日を締めくくりました。