合気道界では、年初めの重要な行事として鏡開きが行われます。この儀式は毎年1月初旬に合気会本部道場で執り行われ、数百人もの合気道実践者が新年を祝い、互いに挨拶を交わします。
儀式のハイライトとして、植芝守輝道主と多田宏師範によるスピーチが行われます。
道主による新年のスピーチ
また、道主と植芝光輝道場長による奉納演武も恒例となっています。これは、新年を祝う特別な演武として奉納の意味を持つものです。
道主と道場長による演武
続いて、初段から八段までの段位授与式が行われ、その後、五段以上に昇段した方々の全リストが発表されます。
五段に昇段した人の一部のリスト
今年、当道場のインストラクターであるミハイ・ドブロカ先生が五段に昇段されたことをここにお知らせいたします。ミハイ先生は2002年にハンガリーで合気道を始め、2011年に日本に移住後、学業と稽古を続けてきました。弘前大学合気道部では、外国人として初めてキャプテンを務め、道主である植芝守輝氏の指導の下、記念イベントを企画するなど活躍されました。2015年以降は、合気道本部道場で毎日稽古を積み重ねています。さらに、ギヨーム・エラール先生とともに当道場の共同創設者として重要な役割を果たされています。
式典の後、出席者たちは日本酒や軽食を味わいながら、友人との交流を楽しみました。
式典の後
鏡開きの式典終了後、出席者は日本酒と軽食を楽しみながら交流を深めました。今年はスウェーデンのウルフ・エヴェナス先生、オーストラリアのトニー・スミバート先生を含む10名が八段に昇段されました。また、特別クラスのため前日に道場を訪れたステファン・ゴファン先生が七段に昇段されたことも注目されます。さらに、イーサン・ワイスガード先生やブルース・ブックマン先生の昇段も報告されています。
道主より七段の授与を受けるステファン・ゴファン先生
世界中の友人たちの昇段を心からお祝い申し上げます。当道場としても、ミハイ先生の昇段により、神奈川県内外での地位が一層強固になると確信しています。子どもクラスと大人クラスの双方で熱心に指導されているミハイ先生に深く感謝するとともに、更なる稽古を重ねられることを楽しみにしています。