7月27日(日)、横浜合気道場の稽古生達が第21回神奈川県合気道連盟演武大会に参加しました。今年も会場となった神奈川武道館には、県内各地から多くの道場や団体が集まり、日頃の稽古の成果を発表し合う貴重な機会となりました。
今回の演武大会では、43の道場演武、3つの高校や大学合気道部による演武、そして4段から8段までの指導者による36の個人演武が披露され、非常に充実した内容となりました。
横浜合気道場からは、10名の一般会員が道場演武に参加しました。参加者は経験・年齢・体格の異なるペアに分かれ、それぞれの個性と多様性を活かした形で演武を行いました。道場が大切にしている基本の確かさ、協調性、そして互いを尊重する心がよく表れており、初めて演武に出場する会員も含め、全員が真摯な姿勢で臨みました。
昨年は子どもクラスの生徒たちが道場を代表して参加しており、今回の一般クラスの演武は、道場として地域の合気道コミュニティに継続的に貢献していく姿勢を示すものとなりました。
また、道場長であるエラール・ギヨーム師範(合気会六段)も指導者演武に登場しました。2025年夏に行われたヨーロッパセミナーツアーから帰国したばかりのエラール師範は、海外でのテーマを引き継ぎ、今回の演武では現代的でダイナミックな技とともに、合気道開祖が自身の師から受け継いだ古流の伝書に由来する、現在ではあまり目にすることのない技も披露しました。このように、伝統と現代の融合を意識した演武は、合気道の進化と深い歴史を感じさせる内容となりました。
受けを務めたのは、ミハイ・ドブロカ指導員(五段)、デイヴィッド・フリクホルム副指導員(三段)、アラン・フォンテーヌ副指導員(二段)の3名で、それぞれが的確で献身的な受けを通じて技の本質を引き出しました。
今回の演武にご協力いただいた全ての参加者・受け・関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。このような行事は、稽古の成果を共有し合うだけでなく、合気道を通じた繋がりを再確認する貴重な機会でもあります。来年の演武大会にも、さらなる成長とともに参加できることを楽しみにしております。