2020年の東京オリンピックにおいては、コロナ禍によって公開イベントの規模が大きく縮小されたにもかかわらず、公式プログラムの一環として競技以外のイベントは比較的多く開催されました。そのひとつが日本武道の普及・振興に特化した「武道祭2020〜UNIVERSAL BUDO FESTIVAL in YOKOHAMA〜」
イベントは、2021年9月4日に完成間もない横浜武道館で開催され、神奈川県では規制があったため一般公開はされなかったものの、ネット配信が行われました。
当道場は、光栄にも神奈川県合気道連盟から合気道の代表として参加するよう依頼されました。合気会本部道場の道場長である植芝充央氏が演武を担当し、当道場の師範代は神奈川県議会議員の永田まりな氏からインタビューを受け、武道の経歴や日本での修行経験について取材を行いました。
演武開始前にギヨーム・エラール氏にインタビューする永田まりな氏。
その他、日本オリンピック委員会会長であり1984年柔道オリンピック金メダリストの山下泰裕氏、2020年オリンピック空手メダリストの荒賀龍太郎氏がゲストとして登場。演武は和太鼓の演奏で幕を開け、続いて道場長が合気道を披露、その後は柔剣道、剣道、なぎなた、少林寺拳法、柔道、日本拳法、弓道、空手道の代表者が登場しました。また、オリンピックにふさわしく、「インクルーシブ」をテーマに、ダウン症を患う書家、金澤翔子氏を紹介する感動的なビデオを上映する一幕もありました。
また、このイベントの一環として多くのセミナーやマスタークラスが行われ、午前の部では、合気道研究会道場長であり神奈川県合気道連盟指導委員でもある武田大雄先生による1時間の合気道講座が行われました。実は、私たちをこのイベントに招待して頂いたのは武田大雄氏であり、この場を借りて厚く感謝を申し上げます。また、お父様の武田義信先生(合気道八段、大先生の直弟子)ともお知り合いになることができました。
横浜合気道場指導員ギヨーム・エラール氏、ミハイル・ドブロカ氏と武田義信師範