先週の金曜日は、今年度最後となる小学生合気道クラブの日でした。その記念に、小学生合気道クラブ初の11級昇級の表彰式が行われました。
この数週間、11級の審査が迫っていることもあり、私たちも生徒たちの気持ちの高ぶりを感じていました。ほとんどの生徒が、道場での稽古に加えて、自宅でも自発的に数時間稽古を行い、家族や友人、熱心な稽古相手と共に鍛錬を続けてきました。また、「体さばき」「相半身」「入身転換」など、初心者にはわかりにくい武道用語を覚えるのにも奮闘していた様子でした。
試験前に簡単な説明会を行い、カリキュラムの要点をチェック
しかし、それ以前から毎週このグループの子どもたちからは、熱意と献身さ、相互扶助スキルが育っていくのを目の当たりにしてきました。例えば、私が濃厚接触者になってしまい、2度の欠席を余儀なくされても、多くの生徒たちは土曜日の午前にレギュラークラスの生徒に提供しているオンラインクラスに参加して、練習を続けてくれました。また、日曜日の合同セミナーに参加するために、わざわざ東京まで来てくれた生徒もいたくらいです。このような熱心な取り組みがあったからこそ、スピード感のある上達を実現できたのは間違いありません。
個人的にさらに嬉しかったのは、長年にわたって私の人生の大部分を占めてきたこの芸術・武道を彼らが受け入れていくのを目の当たりにできたことです。この金曜日のクラスは平日の忙しさを爽やかに締めくくる最高の方法なのだと思うようになりました。実際、合気道クラスが開催されなかった週が何度かあったわけですが、その時は常に何か週末前に物足りなさを感じていたほどです。以下の動画を見てくだされば、私の言っていることがどういうことかわかるかと思います。
小学校合気道クラブのハイライト動画
試験に話を戻すと、プレッシャーがかかる中で、各々の生徒が自身の成長を振り返り、今後のクラスでさらに高められる可能性を秘めた分野を見つける良い機会となりました。また、生徒たちには個別に成績表が配られ、習った基本や技、一つひとつのスキルが評価されました。そして何よりも、全員が見事合格を果たしました。
その成果を祝うと同時に、黄色帯の生徒としてこれから入ってくる新入生が合気道の礼儀作法、用語、技の基本を身につけるために尊敬する先輩としての責任を負うことを実感しています。合気道の成績は、自分の価値やプライドではなく、先生との関係、そして後輩との関係、つまり責任感を表すものであることを理解しているのです。
良い姿勢と正しい体の動きは、合気道の技の核。
このような素晴らしい集団を率いることができる幸せな指導者として、私は来年度のクラス再開と、生徒たちが成長し続ける姿を見ることができるのを心待ちにしています。すでに土曜日の午前中クラスに参加してくれる生徒もいますし、6月11日に開催されるとつか武道フェスティバルでの演武を応援しに来てくれる生徒もいます。このような生徒たちがいれば、合気道の未来は間違いなく明るいものとなると私は確信しています。
