5月28日(土)、2020東京オリンピックに向けた改修工事と新型コロナウイルス大流行の影響による規制のため、3年ぶりに伝説の日本武道館に「第59回全日本合気道演武大会」が帰ってきました。
全日本合気道演武大会は、合気道界では最大のイベントです。コロナ禍以前は来場者1万人を超え、1日を通して4,000人以上の合気道家が演武を披露していました。
神奈川県合気道連盟の事務局長である山元 洋先生から、横浜合気道場が神奈川県合気道連盟の代表として武道館に出場することが決まったと聞いたときは、言葉にならないほど嬉しく、気持ちが高ぶりました。神奈川県合気道連盟の理事長、武田 義信師範、武田 大雄先生、山本先生には、いつも横浜合気道場をサポートいただいております。この場を借りて再度お礼を申し上げます。当道場の設立は比較的最近ですが、すでに武田道場や神奈川県合気道連盟とは何度か連携させていただき、特に武道祭2020-UNIVERSAL BUDO FESTIVAL in YOKOHAMA2020の際など、当道場を知ってもらうための機会をご提供いただき、大変お世話になっております。
横浜合気道場指導員ミハイ・ドブローカと私は、気持ちのよい土曜日の朝に九段下へと向かいました。いつも通り時間より早く行き、演武を楽しむために中央の席を確保します。合気会本部道場に長く通っている私たちは、この日も多くの旧友や先生方にお会いすることができました。
最高の座席を確保したギヨームとミハイ
武道館の廊下は、何年も通っているため、目をつぶっていてもどんなところか熟知している場所です。しかし、演武の時間が近づくにつれ、私たちはプレッシャーを感じ始めました。そして、いよいよマットの上に立つ時。先生や道主が見ているというプレッシャーはありましたが、とても楽しく、うまく進みました。
神奈川県合気道連盟を代表して演武する横浜合気道場のギヨーム・エラールとミハイ・ドブローカ
演武会終了後、席に戻り、世界最高峰の合気道家による素晴らしい演武を心ゆくまで堪能しました。この日のハイライトはもちろん、今年93歳になる多田 宏師範の信じられないほどダイナミックな演武と、合気道開祖のお孫さんでおられる植芝盛平道主が最後に行った演武でした。私はいつものようにカメラを持参し、いくつかの演武を撮影しましたので、ぜひ皆さんにもご覧になっていただきたいと思います。
イベント中に撮影した動画のプレイリスト
イベント終了後、親友で国際合気道連盟の会長であるウィルコ・ヴリースマン先生と理事長の井沢 敬先生とお食事に行きました。私たち3人は、四谷にある私のお気に入りの焼肉屋に行き、今後のプロジェクトや合気道の将来について語り合い、大変有意義な時間を過ごしました。
井沢敬先生とウィルコ・ヴリースマン先生と一緒に四谷でビールと焼肉を楽しみました
本当に素晴らしい一日でした。来年、第60回を迎える全日本合気道演武大会には、私たちの生徒を何人か連れていければいいなと考えています。