横浜合気道場初の忘年会を開催 - 2年間を振り返って

横浜合気道場初の忘年会を開催 - 2年間を振り返って

12月17日(土)、冬休み前最後の稽古が行われ、この機会に道場の大人と子どもたちが練習後に集まり、本道場初の忘年会を開催しました。

また道場開設2年目、サンモールインターナショナルスクールでの道場開設1年目の終わりを祝う機会でもあり、この重要な日に、臨時学校長のアネット・レヴィ先生のご好意で練習室のすぐ上にあるクガーカフェを使わせていただくことになっただけでなく、シーザースキッチンから特別にケータリングを提供していただくことになりました。

Saint Maur’s recently built Cougar Cafe, Activity and Sports Center

サンモールに最近建てられたクガーカフェ、アクティビティ&スポーツセンター

そんな特別な日は、子どもたちにお菓子や季節限定のクリスマスハットを贈って挨拶するところから始まり、子どもたちは受け身のときも含め、練習中もしっかり帽子をかぶっていました!私が最終準備を整えていたこともあり、アメリカから来た大人クラスの弐段、デレク先生が子どもと大人のクラスで指導の大部分を担当してくれました。

Derek Sensei teaching the children's class

子どもクラスを教えるデレク先生

そして大人クラスが行われている間、子どもたちは隣のアクティビティルームで映画を見ながらくつろいでいました。

Activity room 2 was set up as a projection room for the children. We are very fortunate to be able to benefit from the numerous spaces offered by Saint Maur’s Cougar Café, Activity & Sports Center

アクティビティルーム2は、子どもたちの映画鑑賞室として設置。サンモールのクガーカフェ、アクティビティ& スポーツセンターなど、数多くのスペースの恩恵を受けることができるのは非常に幸運なことです。

大人たちがマットを片付け終わると、全員が2階のクガーカフェに集まり、シーザースキッチンのダントリーさんがこの日のために用意してくれたビーフラザニア、焼きたてのハーブパン、ローストブロッコリー、シーザースサラダ、チョコレートケーキなどの特別な出来立ての料理とファウンテンドリンクを頂きました。また、特別プレゼントとして、シーザースキッチンの人気商品であるチョコレートチップクッキーをご用意いただき、ドリンクパックと共にお持ち帰りいただきました。

Cezars Kitchen always has mouth-watering and picturesque seasonal presentations.

シーザースキッチンでは、いつも食欲をそそる、絵に描いたような季節の演出をしています

忘年会を開催することになった当初は師走ということもあったり、最近の情勢を考えると参加できない人がいるのではないかと少し不安な部分もありました。残念なことに、前述の理由で参加できなかった方もいらっしゃいましたが、結局、当日は30名近くの稽古生達にお集まりいただき本当に嬉しかったです。特に、水曜クラスのメンバーが土曜クラスのメンバーと出会う絶好の機会になったことが非常に思い出深かったです。 

Saint Maur International School’s recently built Cougar Café offers a very scenic view over the Yamate area.

サンモールインターナショナルスクールに最近できたクガーカフェからは見晴らしが良く、山手の景色がとてもよく見えます。

食事の後、皆さんのご参加・ご支援に感謝するとともに、横浜カントリー&アスレチッククラブ(YC& AC)での発足から、サンモールでのウィークリークラスの開設まで、クラブの起源を皆で振り返りました。

Guillaume Sensei explaining how he was encouraged to open a dojo by the International Aikido Federation’s chairman and vice-chairman Mr Wilko Vreisman and Mr Kei Izawa.

国際合気道連盟の会長、副会長であるヴィルコ・ブライスマン氏と井澤敬氏から道場開設を勧められた思い出を語るギヨーム先生。

新型コロナウイルスの大流行が始まる前、私は合気会本部道場で10年以上熱心に稽古していたのですが、同時に将来何をすべきか考え始めていました。その頃、友人でもある国際合気道連盟会長、ウィルコ・ヴリースマン氏と話をしていたところ、「君は自分の道場を開くべきだ、そうすれば君と合気道のつながりはもっと強くなる」と言われたのです。もちろんその言葉には考えさせられるものがありましたが、なかなか踏み切れないのも事実でした。

Taking ukemi from Miyamoto Sensei (8th dan) at the Aikikai Hombu Dojo in 2012

宮本先生(八段)から受け身を取る様子(2012年 合気会本部道場にて)

そんな中、世界的なパンデミックが始まり、東京へ通うことができなくなり、どうしたら練習を続けられるだろうかと考えました。そのとき、ヴィルコ氏の言葉を思い出し、そろそろ道場を始めようと思ったのです。パンデミックで道場設立としては最悪の時期でしたが、ファクトマン一家のサポートのおかげでYC&ACでの道場をスタートすることができました。そして道場開始してすぐに最初の生徒さんが来てくれました。しばらくの間、私たちは少数で稽古を続けておりました。

One of the first classes held at YC&AC in late 2020

2020年後半にYC&ACで開催された初期クラスの一コマ

しかし、初期から来てくださった生徒たちの献身的な努力と仲間のインストラクターによる手助けのおかげで、より多くの人達が参加してくださり、道場のコミュニティが広まっていきました。 

Yokohama AikiDojo’s first public demonstration at YC&AC

YC&ACでの横浜合気道場初の公開デモンストレーション

また、神奈川県合気道連盟武田道場からは、私たちの稽古を広く知ってもらうために、多くの貴重な機会を提供していただきました。

Some of our children members with Takeda Daiyu Sensei, during the 8th Totsuka Budo Demonstration.

武田大雄先生と子供たち(第8回とつか武道フェスティバルにて)。

色々な面で実際にうまく進んでいることを徐々に気づき始め、サンモールに移転した今、みんなで一緒に祝うことができることにとても感動しました。

Our always dynamic children’s class

いつも元気な子どもたちのクラス。

続いて、合気道のパイオニアであるアンドレ・ノケ先生の歴史的遺産や、合気道の創始者である植芝盛平氏が直接贈った稽古着を展示して、合気道の歴史について特別なプレゼンテーションを行い、70年前の合気道新聞や、合気道に関する史上初のフランス語版技術書などもいくつか紹介しました。

Presenting a very special vest that was given to André Nocquet Sensei by Ueshiba Morihei Sensei before Nocquet returned to France in 1957.

1957年にノケ氏がフランスに帰国する前に植芝盛平先生からアンドレ・ノケ先生に贈られた大変貴重な稽古着。

午後の残りは、おしゃべりをしたり、ワインやソフトドリンクを楽しんだりして過ごしました。その後、全員が部屋を片付けるために手を差し伸べていただき、冬休みに向けて各々出発しました。2023年最初の稽古は、1月7日(土)に行われます。

この場をお借りして、過去から現在に至るまで、横浜合気道場のメンバー全員の献身・努力・支援に、改めて感謝申し上げます。このような素晴らしい仲間と交流できることは、とても幸せなことだと感じています。ヴィルコ氏の言葉を振り返ると、道場を開いたことは、私にとって合気道だけではなく、山手地区での生活を大きく左右することになったと実感しております。

稽古時間

横浜合気道場の授業は日本語英語フランス語で行われますので、英語が全く分からない方も大歓迎です。
水曜日
- 若者と大人
金曜日
~16:30 - サンモールの生徒
17:00~18:00 - 子供
18:30~ - 若者と大人
土曜日
~11:00 - 子供
11:10~ - 若者と大人

横浜合気道場

横浜合気道場は、公益財団法人合気会の公認道場です。

231-8654神奈川県横浜市中区山手町83

お問い合わせ内容の詳細を[email protected]にご記載ください。

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