横浜合気道場のインストラクター達にとって、夏はいつも忙しい時期です。一年で最も暑い日でも道場を開き続けることに加えて、海外でのサマーセミナーの指導の需要も非常に高いからです。
今年はミハイ先生が一番最初に出国しました。 彼は祖国ハンガリーに戻り、20年前に合気道のトレーニングを始めたミシュコルツ市にある地元のミシュコルツ道場で毎日指導しました。
ミハイ先生はまた、訪問中他に2つのセミナーを教えるよう招待されました。 まず彼はケチケメートに行き、週末セミナーを開催しました。 指導にあたっては、基本的な技の中で受け身やつなぎに重点を置き、各稽古の最後には切り返しの動作とその動きへの応用に焦点を当てた剣技も多く指導しました。
1週間後、彼はブダペストの森道場を訪れ、正面打ちからの入り身のバリエーションに焦点を当てた1日集中コースを教えました。
相手のバランスを崩して入り込むこと。 面打ち攻撃からの入り身技。
次にギヨーム先生はフランスへ向かい、パリの道場で 40 人以上が参加する 1 日コースを教えました。 今年のパリの道場のホストは非常に尊敬されているフランスの指導者であるモーリス・タイ先生で、、彼は1961年にヨーロッパ初の合気会代表である阿部正先生の下で合気道を始めました。 その後、彼はフランスの先駆者であるアンドレ・ノケ氏に師事し、フランス合気道のランクを上げた一人です。
パリのセミナー終了後の撮影
モーリス先生の息子であるマイケル氏は長年東京に住んでいます。特に横浜合気道場のテクニカルアドバイザーである大沢勇人師範の合気会本部道場での稽古では、マイケル氏はギヨーム先生とミハイ先生と良き練習パートナーとなっています。
ルーブル美術館の入り口
常に夏のシーズンはパリを訪れるのに良い時期です。多くのパリジャンが休暇中で、街のペースがいくらか遅くなり、フランスの首都をゆっくりと散策しやすくなるからです。
エッフェル塔を背景にした時計台通り
この後ギヨーム先生はパリからTGVに乗り、毎年招待され恒例となているギヨーム先生の夏期セミナーが開催される南フランスのバイヨンヌまで7時間の旅をしました。 今年は、激しい練習と高度な受身に対応するため、稽古場のスペースを250平方メートルに拡張する必要がありました。
稽古場としてはとても広いスペースです。
そして稽古の合間には、セミナーを参加した合気道家達は美しいバイヨンヌの市内中心部を楽しむこともできました。 バスク地方の気候は、暖かくても海風によって涼しくなるため、常にとても快適です。
バイヨンヌ
海について言えば、この地域は実際、オセゴーやビアリッツの町が近くにあるので、ヨーロッパで最も人気のあるサーフィンスポットです。 今年5月の第60回全日本合気道演武大会にギヨーム道場長の受け身を取りに来たオレリアン・イヴァルト先生は、サーフィンがとても上手なサーファーでもあり、休憩時間にギヨーム道場長にサーフィンの基礎を教えてくれました。
生涯学習者としてサーフィンの基礎を学ぶギヨーム先生! ^^
畳に戻ったギヨーム先生は、過去 8 年間に渡ってこのセミナーを行ってきてここでのクラスを更に発展させ続け、全体的なレベルが大幅に向上し、新世代の生徒も優れた稽古を受けることができるようになったのを見ることができて大変うれしく思いました。 今では皆素晴らしい受身を取ることができます!
ギヨーム先生は、大東流合気柔術(創始者が武田惣角師から学んだ合気道の祖先)の教師でもあり、少人数の生徒グループを率いており、今年、生徒の一人を有段者に昇進させました。 初段の段位。
ギヨーム先生が生徒の一人に大東流合気柔術初段を授与
合気道と大東流の両方のクラスを受講することを選択した人には、1 時間武器を使用して 1 日あたり 7 時間以上の稽古を提供され、その後午前中に 2 時間体術をし、その後 2 時間の武術が提供されます。 昼食後は大東流合気柔術、その後17時から19時まで2時間の合気道が続きます。
土曜の夜には恒例となっている伝統的なパーティーが開催され、みんなで食べ物や飲み物を持ち寄り、みんなでそれらを楽しみました。 いつものごとく、、オレリアン先生はもちろんのこと、多くのメンバー達がデザートの前にプールに飛び込んでいきました。
土曜の夜のパーティー