昨年、日本武道館で開催された第59回全日本合気道演武大会において、4つの道場が神奈川県合気道連盟の代表として選ばれ、横浜合気道場も神奈川県の代表として選ばれたことを私たちは昨年お伝えしました。 今年は神奈川県の代表として当道場長であるエラールギヨーム先生へ指導者演武を依頼されました。
このようなデモンストレーションは通常、1 人のインストラクターによって実行され、1 人または複数のウケが補助します。 もちろん、これらの受けの一人は私たちのインストラクターであるミハイ・ドブロカ先生でしたが、横浜合気道場の海外との強いつながりを示すために、この演武に参加するためだけに、フランスからオレリアン・イヴァルト氏に来日していただきました。 オレリアン先生は、フランス南西部にある非常にダイナミックな合気道アビロン・バイヨネ道場のインストラクターの一人であり、エラール先生もそこで毎年夏のセミナーを行っています。
横浜合気道場の稽古後のオレリアン先生とギヨーム先生
オレリアン先生が日本に到着したのはデモンストレーションの数日前だったので、私たちは横浜合気道場のインストラクター仲間であるデレク・レイマン先生と渥美純先生の助けを借りてデモンストレーションの計画とリハーサルを手伝ってもらい、割り当てられた時間内にデモンストレーションが確実に収まるようにする必要がありました。 当日は、演武終了を告げる太鼓の音にぴったり合って、最後の受け身と叩きが見事に決まりました!
日本武道館でギヨーム先生、ミハイ先生、オレリアン先生
デモンストレーション前にアリーナに入ったときの印象は、なかなか言葉では言い表せません。 7,000 人を超える群衆の存在は非常に威圧的なだけでなく、デモンストレーションが互いに成功するペースが速いため、目標のリズムを維持するのは非常に困難です。 さらに、合気会の先輩指導員の皆さんに見守られているという気持ちもかなりのものです。
マットに上がる数秒前に心の準備を整えるオレリアン先生。
この日は、多くの友人に会い、新しい友人を作る素晴らしい機会でもありました。 例えば、最近とても人気のあるユーチューバーになった塩田剛三の孫である塩田正博先生にお会いする機会がありました。 演武終了後はお酒を飲みながら合気道の歴史について色々な話をすることができ、現在コラボレーションビデオの企画中です。
ギヨーム先生、塩田正博先生、ミハイ先生。
イベント終了後、ヴィルコ・フリーズマン会長とドリン・マーキス率いる国際合気道連盟の代表団と夕食のために新宿へ向かいました。今年は海外道場演武の一環として、フランス、ベルギー、チリの青少年チームが演武を披露しました。
IAF夕食会を企画するギヨーム先生。
私たちは横浜と東京を数日間観光し、もちろん合気会本部道場での練習をして、オレリアン先生の日本での短期滞在を終えました。 特に本部道場では伝統的な畳の硬さを体験し、フランスの道場に備え付けられている柔道マットの柔らかさに比べて、少々衝撃を受けたそうです!
オレリアン先生、ギヨーム先生、韓国からユン・ジュンファン先生。
オレリアン先生には、はるばるフランスから来日し、このイベントの為に参加していただき、ありがとうございました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。 また、神奈川県代表として私たちに声をかけていただきました神奈川県合気道連盟の皆様、道場開設以来の信頼と支援に深く感謝いたします。
すでに来年が楽しみです!
第60回全日本合気道演武大会におけるギヨーム先生、ミハイ先生、オレリアン先生によるデモンストレーション。